漢字の形作り⑤
4.部首
へん、つくり、かんむり、かまえなど、漢字を形にする部位に名称をつけたものです。
全ての漢字は部首の組み合わせです。
・「へん(偏)」と「つくり(旁)」
まずは、部首の王道(?)である「へん」と「つくり」の関係を見ていきます。
大部分がそうなのですが、「へん」は「つくり」より細く、大体3分の1の幅であることがわかります。「へん」を細くすることは基本です。
但し、そうでない漢字もあります。
まず、「へん」が太く、「つくり」が細い漢字は、
「へん」と「つくり」が同じ間隔の漢字は、
です。形作りにどの漢字にもあてはまる法則は、
「へん」と「つくり」はつかず離れずの関係性
ということです。
例えばごんべん(言)やうしへん(牛)のように「へん」だけでも漢字が成立する文字だと「へん」と「つくり」が分離して横広がりの字になったり、くっつきすぎると線がぶつかって読みづらくなったりします。
「へん」と「つくり」がお互いの領域からはみ出すとアンバランスな字になってしまいます。
形良い漢字にするには、「へん」を右よりに形が変形させるといいです。
へんとつくりの間に壁をつくるように
「へん」を右寄りにし、「つくり」との間に壁から出ないようにすること。
少しの違いで読みやすい文字になります。
・「へん」のいろいろ
⑴ きへん
右払いは長く、左で止めた線は短く。縦線ははねても止めてもよい。
⑵ りっしんべん
筆順は左→右→真ん中の順で、左の線は縦線に付けるとよい。
⑶ のぎへん
一番上の払いはあまり下に向けない。
⑷ てへん
斜め線は縦線の真ん中で交差する
⑸ さんずいへん
真ん中と下の点の間は空きが大きい
⑹ みみへん
漢字の耳と違い、一番下の斜め線は右の縦線からはみ出ない
⑺ いとへん
下の左払いは長く、右の線は短く
⑻ けものへん
筆順は、上の左払い→縦線→下の左払い
上下の払いは向かう方向が違う
説明が上手くなくすみません。。
まだまだ山ほど「へん」も「つくり」もあります。