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ペン習字教師20年でつちかったノウハウと日々のこと

硬筆書写技能検定 理論問題の勉強法①

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理論の勉強法

 

 理論問題は前回記事にした4問で、1問が100点(1問が10ある場合は各10点、5ある場合は各20点)合計400点満点です。

 400点中、275点以上取れれば理論は合格です。

 各70点でも280点で合格ですので、全問正解しなくても合格できます。

 といっても実技問題と理論問題は別採点のため、両方クリアしてないと合格にはなりません。

 

 

  まず「3級合格のポイント」を購入しましょう。以前購入したことがあったらそれで充分。家族友人が持っていたら、つかの間借りてもいいです。 

 

第7問 漢字の部首名(部分の名称)

 

 

 当然ですが、部首の名前を覚えます。

 部首は214種類(諸説あり)あるそうですが、全部覚える必要はありません。

 「3級合格のポイント」には練習問題と2年分の過去問があり、また出る率が高いものを一覧にして記載しているので、3級はポイントを押さえておきます。

  最初に全問正解しなくても大丈夫としましたが、第7問は比較的取りやすく、勉強しやすいのでできれば点をかせぎたいところです。

 覚え方

 

  • 漢字が名前になっている名称〔( )は例 〕

1.へん

 やまへん(岬)、あしへん(路)、おんなへん(好)、うしへん(牧)、きへん(機)、かねへん(鉄)、ごんべん(話)、はばへん(幅)、やへん(短)、たにへん(欲)、しょくへん(飲)、いとへん(細)、 など

2.かんむり・かしら

 ひとかんむり(命、令)、うかんむり(安、宿)、あなかんむり(空、究)、

 たけかんむり(筆、籍)、あめかんむり(雪)など

3.つくり

 かたな(初)、すん(村)、また(収)、ひ(比)など

4.かまえ

 くにがまえ(固)、かぜがまえ(風)、もんがまえ(開)、など 

 

  • 漢字がそのまま名前になっている名称

 くさかんむり(草)、ぎょうにんべん(行)、はつがしら(発)など

 

  • 形が名前になっている名称

 しめすへん(礼・「示」がもとになっている)、のぎへん(秋・「ノ」と「木」がもとになっている)、さんづくり(形)、りっとう(利)、ふでづくり(筆)

 

  • セットで覚えておいた方がよい名称

・がんだれ(原)、まだれ(座)、やまいだれ(病)

・また(収)、るまた(投)、ぼくづくり(牧)

・しんにょう(道)、そうにょう(起)えんにょう(延)

・こざとへん(阿)、おおざと(郡←つくり)

・れっか(点)、したごころ(恭)、したみず(泰)

・しめすへん(礼)、ころもへん(被)

・さんずいへん(池)、にすい(冷)

 

  • その他覚えておいた方がよい名称

おおがい(類←つくり)、ふるとり(惟←つくり)、ぎょうがまえ(術)

ほこがまえ(成、我)、きにょう(魅)、しかばね(届)、けものへん(独)など

 

  • 間違えやすい名称

とかんむり(房)、おのづくり(新)、うけばこ(出)、はこがまえ(区)

など

 

ほとんどが見たまんまなので覚えやすいですが、その分ひっかけ問題のような、変化球の名称が10問中5問以上入ってくるようです。

特に「最」の日はひらび、「明」の日はにちへん

  「即」のつくりはふしづくり、「部」のつくりはおおざと

などちょっと間違えやすい問題は出やすいので、重点的に覚えるといいです。

また、”「村」の「木」の部分は ” というように問題が出ますから、間違っても「寸」の名称を書かないように気をつけましょう。