年賀状の季節になりました 筆ペンの年賀状④
迎春 を書く
「新年を迎える」「新春を迎える」という意味の年賀状に使う言葉です。
どちらかと言うと友人など親しい人に送るときに使うようです。
注意すること
「迎春」は2文字なので、添え書き(今年もよろしくなど)が短ければ、大きめに書いた方がよい。
小さく書いて、文字も少ないと年賀状が寂しくなってしまいます。
左払い右払いを長めにする。
年賀状は一つの作品でもあります。賀詞は通常より目立つように書くといいと思います。ただし長すぎるのもバランスがとれません。余白を大切にしましょう。
楷書で書きました
行書で書きました
レイアウトの例
華やかになるように「迎春」は大きめに書きました。筆ペンは「迎春」が「完美王 中字」、その他は「筆touch」です。
楷書と行書が調和していれば、混じり合っていてもかまいません。
平成 1月1日 元旦 年 を書く
賀詞も大切ですが 、結びの言葉も大切です。
「元旦」や「1月1日」が最後に書かないとなんだか締まりのない年賀状になる気がしませんか?
平成
年賀状に「平成」と書くのもあとわずかですね。まだ実感はないですが、なんとなく感傷的に(?)なってしまいました。
気をつけること
- 小さく書く
- 曲がらないように書く
- 「平」は真ん中の下の線を長くします。足が長いのは格好いいです。
- 「成」のほこづくり(戈 )は斜め線を長くすると形が良くなります。
1月1日
「元旦」と同じ意味ですが、元旦は結構難しいので、代わりに1月1日とする方法があります。でも元旦に届くように送らないと、「あれ」って思われるかも?
元旦
下の字の右の楷書に⭕️が二つ乗ってますね。この⭕️が片寄ったりしないように平坦な線にします。
左の行書は2画目3画目をつながっています。そのあと中心部分から左に払います。
年
「年」は最後の縦線を中心より少し右から、曲がらないように真っ直ぐに引きます。
最後の締めは年賀状の中で一番小さく書きましょう。