硬筆書写技能検定 実技の勉強法④
硬筆書写技能検定 3級検定実技問題
第4問 楷書(かい書)の横書き
楷書の横書きは、日常でよく書いていると思います。
検定試験には時間制限もあり悠長なことしていられませんが、楷書は「ていねいに書く」が基本なので、できる限り実践したいところです。
楷書の横書き問題に大切なこと
1.落ち着いて、間違えないで書く
→一度問題を黙読し、句読点、間違えやすい字を確認する。書いた後もう一度確認。
2.万一、間違いに気が付いたら斜線を一本引いてわかりやすく訂正する。
→字の近くに書くところがなければ下の空いている行に書いてもよい。
3.左右の余白(行頭、行末)を同じくらい空ける。→書く前に鉛筆で薄く線などを付けて書く。あとで必ず消す
4.字の大きさを揃える(漢字はかな(ひらがな、カタカナ)、アルファベットより大きく書く)
解答例です。
良くない例です。
大きさがそろっておらず、左右もバラバラです。
直した方がいい箇所を加えました。
〇 少しでも字の線がつながったり、省略したりすると楷書でなく、行書と思われて減点となる可能性もありますので、一画一画ていねいに書くことが大事です。
〇 アルファベットも必ず出題されますが、できれば改行しないで続けて書いた方がいいです。字配りの中でどうしても改行する場合は、行末に「-」を加えて続けます。
〇 数字は改行しないで書きます。どこに数字がくるかを見極めて、字間を目立たない程度にさりげなく広くしたり、狭くしたりして、改行しないように配置します。
縦書きや行書が苦手な人は、横書きで良い点数をつくように何度も書いて練習し、字配りや字の大きさなどに慣れておきましょう。