ひらがな⑧…縦書きと横書と。
文字ができてからずっと、日本では縦書きで書くのが普通でしたから、比較的年齢を重ねた人は縦書きの方が書きやすいようです。
最近は横書きの方が書きやすいという人が多いです。学校や職場も横書きが主流ですね。
どちらが良いということはないですが、どちらで書くときも字の中心を統一して書くと整って見えると思います。字が波打ったり、ジェンガのように倒れてしまうと丁寧に書いても整ってみえません。
また、左利きの人は横書きだと書いている手が視界を遮るので中心が取りにくいとか、右利きの人は縦書きだと右から左へ改行するとき、乾ききっていないインクに手が触れて紙が汚れてしまうとか。
色々苦労しますが、ポイントは「一番最初に書いた字の大きさと中心に合わせて書くこと」ではないでしょうか。
書くことに集中していると、目の前にある文字ばかり見て、前の字がどれくらいの大きさか気にしないで書いてしまいます。
迷ったときは一番最初の字をみて、大きさや配置を確認しましょう。
ひらがなの やゆよ と わをん の説明です。
1 [や]
[や]は[也]が字源です。
出だしの横線はあまり上げません。横線を三分割した場所に短い縦線と長い縦線を書きます。
2 [ゆ]
[ゆ]は[由]が字源です。
丸く書いた曲線の右に縦線を書きます。縦線はあまり長くしない方がいいです。
3 [よ]
[よ]は[与]が字源です。
横線を先に書き、縦線は中心に置いて三角形に結びます。
4 [わ]
[わ]は[和]が字源です。
縦線は斜めにひき、曲線の横の部分は上げません。
5[を]
[を]は[遠]が字源です。
左に線を想定してそこから線が出ないようにします。曲線の口は広すぎないように。
6 [ん]
[ん]は[无]が字源です。
斜め線を長く引いて鋭角に折り曲げ、最後の線を45度の方向に飛ばす感じで。
※ ここで説明する書き方はあくまで、私が良いと思う字を書くためのものです。今まで皆さんが書いている字はもちろん、学校で習った字、書店で購入したペン字テキストと違うこともありますが、どれが一番かは個人個人違います。
このブログはご参考として読んで頂ければ幸いです^_^