硬筆書写技能検定 実技の勉強法⑤
硬筆書写技能検定 3級検定実技問題
第5問 はがき宛名書き
はがきの表書き(宛名書き)の問題には、
「はがきの表書きを縦書きで体裁よく書きなさい」
と書いてあります。
ですので縦書きであれば、楷書でも行書でもなんでもいいということです。
といってひらがなだけで書くというのはナシです。わかりきったことですが一字一句字を変えないようにします。
たとえば、
とある場合、
漢数字(二〇七など)は漢数字で、算用数字(15など)は算用数字で書く
県名などを省略しない
ということです。
万一間違って書いてしまったら訂正や挿入をしますが、宛名は間違えない方がいいですね。
はがき宛名書きの勉強法
1.書く配置をきめておく
下の配置は参考例です。この配置で無くても体裁良ければ自由です。臨機応変に書くことも試験本番では必要です。
(宛先)
赤線(縦)・・住所が2行に分かれるときの中心線
青線(縦)・・住所を1行で書くときの中心線
(差出人住所)
赤線(縦)・・住所を1行で書くときの中心線
赤線+青線(縦)・・住所が2行に分かれるときの中心線
(全体)
赤線(横)・・上に余白を持つ。宛先より宛名を少し下に書く
緑線(〇)・・下にも余白を持つ。宛名住所より宛名を下にした方がバランスがよい
郵便番号を目安に配置を覚えておきます。
問題を見た時に住所を1行か2行にするかを決めないで書いて、体裁良く書くのが一番ですが、本番1回きりなのでやはり最初に文字数を見て決めておいた方がいいと思います。
また、余白も、どこで改行するかも大切です。
2.字の大きさ
大きい字から
宛名(様は名前より大きめ)
宛先
差出人住所
差出人名
宛先郵便番号
差出人郵便番号
の順番です。
☆宛先を1行にしたとき
☆宛先を2行にしたとき
☆行書で書いたとき
行書が得意な人は、行書で書きましょう。
よく出る漢字「様」「県」「市町村」「東西南北」などは練習しておくと役に立ちそうです。また、数字や漢数字も郵便番号や番地で必ず出ます。
算用数字はすこし右に傾けた形がきれいです。
はがきは真っ直ぐ書くことと配置が大事です。何度か練習するとコツがわかってきますし、実用にも役立ちます。