この漢字で合っている? 間違えやすい漢字
めっきり涼しくなり秋を感じるこの頃です。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、そして習い事の秋。
何かを始めるのは1月、4月、10月が多いのではないでしょうか。
色々な知識を深めるにはよい季節ですよね。っていっているうちにあっと言う間に冬のような気もします(^_^;)
では今日は、漢字を書くとき、「あれ、こうだったかな」と思いながら書いたり、何となくこれが正しいと信じやすい字を少し挙げていきます。
手書きするときに気をつけた方がいい漢字
1.印刷文字のとおりに書くと手書きでは良くない書き方
北 衣 人
「北」「衣」は、筆順さえ違っています。
「人」は上からつながって鏡あわせのようですが、右と左の払いは明らかに違います。
2.印刷文字どおりに書くと間違っている書き方
不
「不」は、左の字が正しいですが、結構多くの人が左払いから縦線が出ていない右の書き方が正しいと思われているのではないでしょうか。
本当は出ているのです。実は私も長い間間違って覚えていました。
普段書くときはあえて出さなくても「不」には違いないですが、知識として覚えた方がいい字です。
3.思い込みで違う字を書いている
「様」のつくりの左下払いを離して画数を2画にするか、つけて1画で書くかですが、離すのが正解です。
「様」は辞典を引いたりする時の部首は「きへん」ですが、右下は「したみず」という部首に似ています。「泰」「求」などですね。
もとが「水」から来た部首なので、間違えやすいです。
でも「尿」は水なので左をつけて書きます。画数でいうと7画です。
「美」は上から下まで続いた曲線に見えますが、まず上の羊をに似た字を書いて、下の「大」を書きます。筆順が違ってきますね。
「春」「泰」などは続いています。
4.長く書いても短く書いても正解な漢字
「吉」は名字でも長く書く人と短く書く人がいますね。ご先祖様が届け出た最初の戸籍の字がそうなっているので違いが出てきました。ちなみに今は子供の名前には、下が長い吉は使えないそうです。
印刷文字としては「吉」がでてきますが、下が長い字も書き方の違いだけで許容の形です。
「無」「夏」も許容の形でどちらも正しいです。このような許容の形があるのは中国や日本の名筆と言われる古典の中にそれぞれ異なった書き方の字が出てくるからです。
許容の漢字は、一度両方書いてみて、バランスよく、読みやすく書ける方を見つけて使うといいと思います。