字が上手になりたいんです!!

ペン習字教師20年でつちかったノウハウと日々のこと

漢字

木や木のつく漢字

「木」という漢字。書きやすそうにみえますが、結構奥深い漢字です。 その上、へんやつくり、かんむりにもなる変幻自在な漢字です! ということで(^_^;)、今回は「木」の書き方です。 木(き、もく、ぼく) 印刷文字を見て見ましょう 木 鏡合わせのように均…

心や心のつく漢字

字を書いていて、書きづらい、不恰好になる、とい特定の字はないですか? 教えていても苦手な字というのはだいたい同じような字の場合が多いです。 一度上手く書けるようになると、コツを忘れなければずっと書けるようになります。 心 心(こころ、しん)は…

この漢字で合ってる?間違えやすい漢字②

学生時代(主に義務教育)に漢字のテストで必死に筆順を覚えませんでしたか? でも「どんな筆順で書いても字は同じなんじゃない?」と疑問だった人もいるんじゃないでしょうか。 私も少しくらい違ってもいいと思っていたクチです。 よく間違える筆順の漢字 …

この漢字で合っている? 間違えやすい漢字

めっきり涼しくなり秋を感じるこの頃です。読書の秋、食欲の秋、スポーツの秋、そして習い事の秋。 何かを始めるのは1月、4月、10月が多いのではないでしょうか。 色々な知識を深めるにはよい季節ですよね。っていっているうちにあっと言う間に冬のよう…

漢字の形つくり⑨

印刷文字と手書き文字 明朝体の印刷文字を見て、自分が知っている字と違うなと思うことがあります。 印刷文字も間違っていないのですが、見栄えや見やすさ的には少し変えた方がいいです。 これは好き嫌いもあるのでご参考までに。 印刷文字と手書き文字の違…

漢字の形作り⑧ 

手書き文字と明朝体 パソコンなどで日常によく使う書体は、印刷文字だと明朝体を使うときが多いと思います。 また、現代の日本で日常によく使う手書き文字の形も明朝体に近い楷書が多いのではないでしょうか。 楷書とは、文化庁の報道発表「常用漢字表の字体…

漢字の形作り⑦

文字を書くのに正解はひとつではありませんが、守らなければならないことはいくつかあります。 「口」の書き方 口は逆台形になっている 「口」は印刷文字だと正方形のものが多いですが、手書きの漢字は、上の横線が下の横線より長い逆台形です。 同じく「四…

漢字の形作り⑥

かんむり(冠)とかまえ(構) 「かんむり」 「かんむり」は名前の通り一番上にある部首です。 「かしら」(あみがしら、はつがしらなど)も同じ部首です。 まず「かんむり」のある漢字の筆順は、一番にかんむりを書きます( ただし「漢」など、「へん」がつ…

漢字の形作り⑤

4.部首 へん、つくり、かんむり、かまえなど、漢字を形にする部位に名称をつけたものです。 全ての漢字は部首の組み合わせです。 ・「へん(偏)」と「つくり(旁)」 まずは、部首の王道(?)である「へん」と「つくり」の関係を見ていきます。 大部分が…

漢字の形作り④

こんにちは。 「とめ」「はね」「はらい」の書き方です。 毛筆は筆を使うので、筆運びや筆の返し方など複雑な要素がありますが、ペンの場合は複雑なことはあまりありません。 名前の通り、線の終わり(収筆また終筆)を「とめ」る、「はね」る、「はら」う、…

漢字の形作り③

こんにちは。 漢字の形のつくり方の続きです。 2 「とめ」「はね」「はらい」 学校の書道では、最初に「とめ」「はね」「はらい」を習うのではないでしょうか。 この3つは〔線質〕の回で少し説明した、一つ一つの線の終え方である収筆、または終筆のことで…

漢字の形作り②

こんにちは。 前回の「線質」の続きです。 縦線と横線の書き方は、用紙の上下左右と平行にまっすぐ線を引くことですが(実はまっすぐ引くのが一番大変ではあります)、斜め線の方向は一律ではありません。 方向というのは、縦線の一番上から、一本一本違う方…

漢字の形作り①

こんにちは。 漢字はひらがなと違って数が多いです。常用漢字だけでも文化庁のHPによると、 「常用漢字表には,2,136の字種とその字体,4,388の音訓(音2,352,訓2,036),加えて,付表に116(123の表記)の熟字訓(2字以上で読み方が決まるもの)や当て字…