字が上手になりたいんです!!

ペン習字教師20年でつちかったノウハウと日々のこと

木や木のつく漢字


 

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     「木」という漢字。書きやすそうにみえますが、結構奥深い漢字です。

    その上、へんやつくり、かんむりにもなる変幻自在な漢字です!

   ということで(^_^;)、今回は「木」の書き方です。

 

木(き、もく、ぼく)

 

    印刷文字を見て見ましょう

    木

鏡合わせのように均等になっていますね。

でも手書きはそうではありません。

木の書き方

 

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どちらの形でもよい
  • 縦線は横線の中心に書く(楷書の場合)
  • 縦線の最後は止めてもはねてもよい
  • 左払い、右払いはどちらも縦線の3分の1より長くしない
  • 右払いだけを長くしがちですが左払いとのバランスを考えて

 

「木」が部首に使われている漢字

木偏(きへん)がつく漢字

   きへんを使った漢字は山ほどありますね。形は単体の「木」と違ってつくり(旁)の場所を侵さないように書くことが大事です。これはへんとつくりで成り立っている漢字全て同じです。

 

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  • 縦線は横線の右端に書く。
  • 左払いは横線から出ないくらいの長さ。
  • 右払いも同じ。短く止める。
  • きへんの縦線の最後は止めてはねてもよい。
  • つくりの部分はきへんに遠慮して歪んだ形にしない。中心を通して書く
 
下や上に「木」がつく漢字
 楽 果 業 案 楽 

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  • 木の縦線は止めてもはねてもよい
  • 払いは払っても止めてもよい
  • 払いは縦線の最後の位置より短くする
  • 1対1の割合で書くとバランスがとりやすい

 

査 

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「査」の木の縦線ははねない

 

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「栄」の木はホでもよい

 

栽 

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「栽」の木はきへんのよう長細く

 

樹 柳 

 

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 横広の字にならないよう、三等分にする

 

 他にも、森、林、桜、楓など木に関する植物の漢字や、札、柱、板など木でできた物の漢字など木が関係する字に使われています。

 栄(榮)はたいまつを使って輝いた様を表しているようです。

 木を使う漢字は、よく使う漢字が多いので形を覚えると書きやすいですよ。

 

 

ペン字上達テキスト

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平成29年度版  硬筆書写技能検定3級合格のポイント

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