木や木のつく漢字
「木」という漢字。書きやすそうにみえますが、結構奥深い漢字です。
その上、へんやつくり、かんむりにもなる変幻自在な漢字です!
ということで(^_^;)、今回は「木」の書き方です。
木(き、もく、ぼく)
印刷文字を見て見ましょう
木
鏡合わせのように均等になっていますね。
でも手書きはそうではありません。
木の書き方
- 縦線は横線の中心に書く(楷書の場合)
- 縦線の最後は止めてもはねてもよい
- 左払い、右払いはどちらも縦線の3分の1より長くしない
- 右払いだけを長くしがちですが左払いとのバランスを考えて
「木」が部首に使われている漢字
木偏(きへん)がつく漢字
きへんを使った漢字は山ほどありますね。形は単体の「木」と違ってつくり(旁)の場所を侵さないように書くことが大事です。これはへんとつくりで成り立っている漢字全て同じです。
- 縦線は横線の右端に書く。
- 左払いは横線から出ないくらいの長さ。
- 右払いも同じ。短く止める。
- きへんの縦線の最後は止めてはねてもよい。
- つくりの部分はきへんに遠慮して歪んだ形にしない。中心を通して書く
下や上に「木」がつく漢字
楽 果 業 案 楽
- 木の縦線は止めてもはねてもよい
- 払いは払っても止めてもよい
- 払いは縦線の最後の位置より短くする
- 1対1の割合で書くとバランスがとりやすい
査
「査」の木の縦線ははねない
栄
「栄」の木はホでもよい
栽
「栽」の木はきへんのよう長細く
樹 柳
横広の字にならないよう、三等分にする
他にも、森、林、桜、楓など木に関する植物の漢字や、札、柱、板など木でできた物の漢字など木が関係する字に使われています。
栄(榮)はたいまつを使って輝いた様を表しているようです。
木を使う漢字は、よく使う漢字が多いので形を覚えると書きやすいですよ。