硬筆・毛筆書写検定試験を受けてみませんか?
硬筆・毛筆書写技能検定
書写技能検定は知っていますか?
おけいこで書道塾に通った人は、書道誌のお手本をもらって毎月提出して、何級、何段と上がっていきましたよね。
その級や段は、〇〇書道会などが発行している書道誌が審査して出している級であって検定試験とは異なります。
書写技能検定は、書道関係で唯一の文部科学省後援の認定試験です。
詳しくは硬筆書写技能検定・毛筆書写技能検定試験 (一財)日本書写技能検定協会
のホームページに詳しく記載があります(2017年春にホームページを大幅にリニューアルしてとてもわかりやすくなりました)。
ペン字や毛筆の実技と理論問題で構成されている試験です。
ここでは簡潔に説明、そしてメリットや勉強方法など書いて行きたいと思います。
書写技能検定とは
- 書写技能検定試験には、硬筆毛筆それぞれ5、4、3、2、準1、1級があります。
- 資格は必要ないのでどの級から始めても大丈夫です。
- 試験は年3回(6月、11月、1月)なので、時間に余裕のある季節の試験日に向かって勉強をします。11月試験は締め切りが過ぎましたので、最短で試験日は、平成30年1月28日(日)(申込期間 平成29年12月1日~平成30年1月12日)です。
- 47都道府県全てで開催されます。
- 大人はもちろんお子さんと一緒に勉強して受験という人もいます。
検定試験を受けるメリット
- 履歴書の経歴欄に書くことができるので、進学、就職等に有利となる。
- 印刷文字を見ながら手書きで書くことで、字体を覚えようと努力するため、字の形が頭に入りやすく字の上達が早い(手本見ながらだと、書けた気分になりやすい)
- 実技だけでなく、筆順や部首などの理論問題が出るので知識が身につく。
- 教本で練習するだけより、目標が設定しやすく、合格したときの喜びがある。
検定試験を受験するために必要な物
硬筆
筆記具
- ボールペン、サインペン、万年筆など(問題によって筆記具を替えてもよい)
- 油性マーカー⇨掲示(ポスター)を書く
- 鉛筆、消しゴム⇨理論問題の解答用紙に書く
あると便利な物
- 定規・・ただし試験用紙に線を引いてはダメ
- 新聞紙(油性マーカーを使うとき)
- 下敷き(ソフトタイプ)
- 参考書、テキスト・・持ち込みは不可
毛筆
- 筆(大筆、小筆)、硯、下敷き、文鎮
- 鉛筆、消しゴム⇨理論問題の解答用紙に書く
あると便利なもの
- 参考書、テキスト・・持ち込みは不可
- 新聞紙
試験当日は、毛筆の半紙や硬筆の用紙は所定のものが配布されます。定規や参考書も机の上に置いてはいけませんが、受験勉強には必要です。
これがあれば、というテキストは、コレです。
平成30年度版も来年出ますが、過去問が新しくなるくらいの違いなので、29年度版でも問題ないです。テキストも含め、試験対策など詳しいことは次回に(^o^)。